山口健太のブログ

仕事の合間に世界を旅しています。

コペンハーゲンの新しいラーメン屋「らーめんとビール」に行ってきた

前回は、中央駅前のアンデルセンで朝食にパンを食べた。移動日ということもあり、ホテルを午前中にチェックアウトした筆者は、飛行機までの時間を利用して、コペンハーゲンに2015年12月にオープンしたという新しいラーメン屋に行ってみた。

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コペンハーゲンは意外にも日本食の店が多い。北欧全般に日本食の店は増えている気がする。欧州全般でも増えている。本当に人気があるか、あるいは単に地元料理に飽きているのかもしれない。タイ料理やインド料理、中華料理のファーストフード「Wok」は、大都市を中心に増える一方だ。

このラーメン屋は、コペンハーゲンの中でも西側の地区にある。電車で行くにはちょっと不便な地域だが、幸いにも主要バス路線のひとつである「5A」が近くを走っていた。

↑中央駅のすぐ西側にあるVesterport駅。ここに5Aのバス停がある。主要路線なので、10分も待たずに来るだろう。

5Aのバスに乗ること11分、「Elmegade」で降車し、徒歩4分でラーメン屋に到着。店の名前は、ずばり「らーめんとビール」(現地の表記もRamen To Bíiru)。なぜビールかといえば、デンマークの地ビール会社Mikkellerと提携しているからだろう。公式サイトFacebookページも用意されている。

↑店の入り口にはカタカナで「ラーメンとビール」の文字が。おそらくデンマーク人には読めないが、なんとなく日本的な感じが伝わればよいのかもしれない。Superdry的な。

店に入るとまず面食らうのが、食券の券売機が置いてあることだ。だが、実際には券売機としては機能していない。ボタンを押すだけで食券が印刷されるので、その食券をレジまで持っていき、代金を支払って初めて注文が通るという仕組みだ。

食券の券売機というのは、デンマークではもちろん、欧州でもまず見ないシステムだ。本格的に導入しようとすれば、注文取り消しや返金の手間ばかりかかるはずだ。日本のラーメン店の雰囲気を再現するだけなら、これくらいがちょうどよいだろう。

↑日本から持ち込んだと思われる券売機。さすがにデンマークの硬貨には対応しておらず、お会計はレジに行く必要がある。

メニューは「しお」と「しょうゆ」がそれぞれ100クローネ(約1700円)。味噌はやや高く、115クローネ(約1950円)に設定されている。ゆで玉子のトッピングは10クローネ(約170円)だが、味噌ラーメンにはあらかじめ1個分の玉子が入っていた。

↑店内はちょっと変わった作りだが、日本のラーメン屋といっても違和感はない内装だ。

店名にもなっているビールは、数種類用意されている。グラスがよく冷えているのも、日本的な発想かもしれない。欧州でビールグラスをここまで冷やすのは珍しいからだ。グラスにある「ミケラ」はMikkellerのカタカナ表記とみられる。2006年に創業したというこのマイクロブリュワリーは、つい最近まで渋谷にも支店があったという。

↑「ミケラ」はビール会社のカタカナ表記か。居酒屋の中ジョッキ程度のサイズで45クローネ(約750円)。

選択肢としては瓶ビールとジョッキがあり、ピルスナーなどを選べる。名前から判断して、ジョッキの「Ramen Beer」を選んでみた。茶色と赤を合わせたような色のブラウンエールで、独特のとがった苦みがあるタイプ。どちらかといえばカールスバーグやツボルグの一般的なピルスナーが好きな筆者にとって、ちょっと敬遠したい味だ。地ビールは個性的という点で新しいものに出会う面白さはあるのだが、本質的にはたいして美味しいものではないと感じることが多い。

↑味噌ラーメン。日本的な味を求める人には満足できる出来だ。玉子が入っているとは知らず、余分に追加してしまったのが悔やまれる。

筆者が訪れたのはちょうどランチタイム。店内は家族連れやアジア系の観光客でごった返しており、注文から出来上がりまで30分もかかってしまった。日本のラーメン屋のように何人ものスタッフで流れ作業的に調理していく店ではないので、仕方ないところではある。味噌ラーメンと追加の玉子、ビールで締めて170クローネ(約2900円)となった。

これにて2016年2月のコペンハーゲンの旅は終わり。空港から飛行機でバルセロナに向かった。

↑バルセロナまではスペインのLCC「ブエリング航空」を利用したため、SASラウンジが使えず。代わりにPriority Passラウンジのひとつ「Aspire Lounge」のお世話になった。